思うように外に出られなかったある冬の日、ふと一年間の野遊びで集まったもので、思いでのリースを作ってみようと思い立ちました。

リースの作り方など習ったことも無く、娘にせがまれたクリスマスリースを、外国の絵本を見ながら、拾ってきたヒムロスギと赤い実で工夫しながら作っただけ。道具はハサミと接着剤と針金。

木の実や苔、枯草や花を組み合わせながらリースにしていく間、野や森の情景が思い出されて、野で遊んでいるようでした。楽しくて夢中でした。

どのリースにも光があり、風があり、さまざまな野の詩がきこえてきました。

野に遊び、リースを作ることは、かけがえのない喜び、生きる力。自然が育んでくれたそんな思いが少しでも伝わっていくのなら、うれしく思います。